撮影に使用している機材を聞かれることが多いのでまとめてみました。
カメラ本体
基本的に中古購入です。新品よりも型落ちの方がコスト面でかなり助かります。今後はミラーレス時代というのは明白ですが、一眼レフのフラッグシップ機がその分お買い得になっているため、カメラ本体の購入は、よっぽどこだわりがない限り、中古で良いと思っています。
一眼レフ
CANON EOS 5D Mark IV※2023年に手放しました
風景撮影のメイン機になります。最近は10万~15万円で程度の良いものもあるので、お買い得なカメラだと思っています。主にEF16-35mm F2.8L III USM(2021年まではEF16-35mm F2.8L II USM)を使用し、ズームで画角を変え、気に入った風景をとらえる際に使っていました。まだまだ十分使えるカメラでしたが、今後のリセールバリューなども考慮し、2023年に手放しました。
ミラーレス
SONY α7 III (ILCE-7M3)※2023年に手放しました
CANON EOS 5D Mark IVと同様に風景撮影に使用していました。TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(2022年中古購入)との組み合わせで、人物撮影、街中スナップ撮影、物撮りなどオールマイティに活躍。また、シグマ MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E ソニー用を使うことで、CANONのEFレンズが併用できるのもありがたかったです。購入に関しては、a7Ⅳの発売で中古価格が下がったのも〇ですね。こちらもまだまだ使えるカメラでしたが、2023年に手放しました。
SONY α9(ILCE-9)
SONYミラーレス機、かつてのフラッグシップモデルで連写性能がずば抜けて高いところに魅力を感じました。野鳥撮影の際に、SONY α7 IIIのシャッタスピードがかなり厳しかったため購入。とはいっても、他の二機同様、風景撮影でも使用しています。主に広角域よりもズームで使うことが多いですね。α9Ⅱとの能力差はそんなにないのですが、中古価格は10万円台後半ぐらいで推移しています。
a7RV(ILCE-7RM5)
CANON EOS 5D Mark IVとSONY α7 IIIを手放したお金を活用し購入。6100万画素という画素数とAF性能に惹かれました。トリミングをしやすいというのがとても大きいです。本体の値段もさることながら、撮影した写真データが重く、処理速度の速いCFexpress Type A メモリーカードが連写をされる方には必須になります。また。撮影した写真データの保管を考えると記録媒体もさらに必要になってくる、色んな意味で金食い虫の側面があります。
コンパクトデジタルカメラ
Nikon COOLPIX P1000
知人から使わなくなったからと譲り受けました。とても大きいのにコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)の分類でレンズ交換式ではありません。他のカメラにない驚異的なズーム性能焦点距離3000mm相当から24mmの広角と構図は変幻自在。高感度、高解像とはいかないですが、月の撮影、動物園や野鳥撮影では使い勝手がいいカメラだと思っています。上記の作例は海辺でこのカメラを持っていた時に、たまたま見かけて撮影したものです。そんな手軽さが良いですね。なお、逆光撮影や暗所撮影は絶望的ですのでお気を付けください。
レンズ
レンズについては、主に構図にこだわって揃えました。口で言うのは簡単ですが、気に入った表現ができない経験を積み重ね、とんでもない大出費をして(泣)、ようやくそろえた感じです。カメラ本体同様、中古購入ばかりです。
マクロレンズ
TAMRON P AF 90mm F/2.8 MACRO1:1※2023年に手放しました
1999年発売の古いレンズで中古では1万円を割ることも多いですが、柔らかいボケ感が素敵なレンズです。花撮影が主ですが、何気なく風景にも使えたりします。マクロで手振れ補正がないというのは…と、いう声もあるようですが、私はさほど気になりません。単純にマクロレンズが欲しい!という一点のみで安価なものを買ったら大当たりだったという感じですヽ(^o^)丿
SIGMA70mm F2.8 DG MACRO
タムロンの柔らかなボケ感と対照的に切れ味鋭いシャープな描写からカミソリマクロとも呼ばれるマクロレンズです。CANON EOS 5D Mark IVを手放した際にタムロン90mmも手放し、a7RVの解像感を出せるマクロレンズとして購入しました。
対角魚眼レンズ
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
クセのある対角魚眼レンズですが、バシッ!とはまれば、ダイナミックな写真が撮れるのが魅力的なレンズです。風景を平坦にとらえるのではなく、空間をとらえるイメージでしょうか。結構、難しいレンズですが、はまったときは最高です。シグマ MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E ソニー用を使い使用しています。
超広角レンズ
SONY FE 14mm F1.8 GM
LEE no.2ソフトフィルター&KANI LPRF光害カットフィルター使用、トリミング実施
主に星景撮影のための購入したレンズです。もちろん日中の風景撮影にも使えるのですが、日中はSIGMA24mm F1.4 DG DN | Artの使用が多いですね。軽くて持ち出しやすいのが良いです。ただ、星などの形状が彗星の尾のようになってしまうコマ収差というものが解放F1.8撮影では写真四方で目立つのがちょっと不満です。なので、なんとかお金をためて、SIGMA14mm F1.4 DG DN | Artへ移行しようかと考えています。
SONY a9手持ち撮影 ISO1600 F1.4 シャッタースピード1/125
a7RVの性能を十分に引き出してくれるレンズだと感じ購入。F1.4の明るさも素晴らしく、a9との組み合わせで撮ったハウステンボスの夜景は手持ち撮影でもノイズを感じさせない写真を撮らせてくれました。現在の風景撮影メインレンズはこれです。
広角ズームレンズ
CANON EF16-35mm F2.8L III USM※2023年に手放しました
EF16-35mm F2.8L II USMで撮影
EF16-35mm F2.8L II USMで撮影
CANON EF16-35mm F2.8L III USMで撮影
主力中の主力レンズです。CANON EOS 5D Mark IVとのタッグで広角の風景写真はほぼこれ(2021年まではEF16-35mm F2.8L II USM)で撮影しています。16-35mmと広角域で画角が変えられるのが、なにより助かっています。前はEF16-35mm F2.8L II USMを使用していましたが、逆光に弱くゴーストやフレアが出やすい点、中央部から離れた部分の描写に納得ができないことが多くなったため思い切って、このレンズを中古購入しました。本当に素晴らしいレンズです。
標準レンズ
CANON EF50mm F1.8 STM
Kenko ソフトフィルター ノスタルトーン・ブルー使用
Kenko ソフトフィルター ノスタルトーン・オレンジ使用
言わずと知れた中古価格1万円前後で購入できる神レンズです。シグマ MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E ソニー用を使い使用しています。携帯性が良くフィルター径も小さいため、少し表現を変えたい時に使っています。ぶらぶら歩きながらスナップ撮影で少しエモい写真を撮りたいな…という時に重宝します(笑)
標準ズームレンズ
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD※2023年に手放しました
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDで撮影
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXDで撮影
標準域より幅は大きいですが、画角の選択肢が多く使い勝手がよいレンズです。用途として、風景、街中スナップ、人物、乗り物、物撮りと様々な用途で活躍します。結構、重さを気にする声が多いのですが、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで、人物スナップを行った経験があれば、軽いものです(;´∀`)
中望遠レンズ
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
重さはありますが描写力に優れたレンズです。前に一度手放したことがあったのですが、自分のしたい表現ができるレンズであったことを再認識し、再購入しました。最近、販売終了したとのことですので後継レンズの発表がまたれます。
超望遠ズームレンズ
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM※2023年に手放しました
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで撮影
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで撮影
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで撮影
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMで撮影
SONY α9(ILCE-9)とシグマ MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E ソニー用の組み合わせでの超望遠撮影で活躍します。野鳥目的だったのですが、画角の広さから風景でも活躍しています。正直、SONY用の超望遠レンズを購入すればよかったのですが、購入当時は、CANON機オンリーだったので、これを使用していました。欠点はとにかく重いことですね。。
SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OS
完全にSONY機材へ移行するために、SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMを手放し購入。SIGMAより重さが減ったのがまずはなにより(笑)ズームがインナーズームと呼ばれる長さが変わらないズームなのも良いです。購入したばかりなので作例はありませんが、春先にはメジロなど撮りに行こうかと思っています。
中古購入ワンポイントアドバイス
カメラ機材を中古購入って怖いと思う方も一定数いるかとは思いますが、販売実績で評価の高い方&本人確認のとれている方は結構、良品がある場合が多いです。とりあえず、私は失敗した!と感じたことはないです。
まとめ
結局のところ、表現したいものを突き詰めると、やはりお金がかかります。ただ、だからといって『高価なものを使えばいい写真が撮れる』というわけでもない気がします。※よく『高い機材を使っているからいい写真が撮れるだよ』なんていわれますけど(;´∀`)
例えると、100の力があったとして、ずっと100の力を振り回すのと、状況に応じて50とか30とか細かい加減ができるのは違うという感じでしょうか。
または何億円もする高級バイオリンと、ネットで買える安いバイオリン。素人が奏でてもその差は大きくならないですが、プロが使うと差が出るというか。。
機材に振り回されるのではなく、現在の機材でできる表現を頑張って、その結果、できないとなったときに機材は変えた方が良いと思うのです。
私も最初はCANONのkissx7というエントリー機とキットレンズで2,3年撮影していました(^^;)
その際に、うまく表現ができなくて『なんでだろう?』と、色々調べて、現在に至ります。なのでまずは今持っている機材を十分に活かして、ご自身のイメージを表現してみたら良いのではないでしょうか?
あと、私の中で結構重要なのって、カメラ&レンズと同等に、フィルターの存在とレタッチがあります。これらについては、また機会がありましたら書き留めたいと思います。